春日部の税理士が提案する「窓口に行かずに完了!キャッシュレス納付で税金もスムーズに」(改定)

税理士法人アンシア春日部オフィス責任者

税理士 福山 裕司

東京国税局をはじめとする複数の税務署で徴収・法人課税・調査業務などに従事し、税務大学校や人事部での経験も積んだ税務のスペシャリストです。令和元年より税理士法人に参画し、現在は税理士法人アンシア春日部オフィスの責任者として活躍。思いやりと誠実さを大切にしながら、独創的な提案を通じて企業や個人の成長を支援します。NFL観戦や読書を趣味とし、日々自己研鑽に励んでいます。

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目次

窓口に行かずに完了!キャッシュレス納付で税金支払いをもっとスムーズに

「税金の支払いのために、窓口やATMに行く時間がない…」「忙しくて納付期限が気になる…」 そんな悩みを抱えていませんか?

近年、キャッシュレス決済が普及し、税金や公共料金もクレジットカードやスマホ決済で手軽に支払えるようになっています

本記事では、キャッシュレス納付のメリットや具体的な方法注意点について分かりやすく解説します

キャッシュレス納付とは?仕組みと便利さ

キャッシュレス納付とは、現金を使わずに電子決済で税金や公共料金を支払う方法です。

主な決済手段は以下のとおりです。

  • クレジットカード ☞ ポイントが貯まる、分割払い可。決済手数料の負担が生じる。
  • インターネットバンキング(ペイジー) ☞ 金融機関の営業時間外でもOK
  • スマホ決済アプリ(PayPay・LINE Payなど) ☞ アプリから簡単に支払い可能。利用額に制限あり。
  • 口座振替(ダイレクト納付) ☞ 自動引き落としで支払い忘れ防止

    キャッシュレス納付の具体的な利便性

    時間や場所を選ばずに支払い可能
    クレジットカードやスマホ決済を利用すれば、24時間いつでも支払いができます。窓口の営業時間を気にする必要がなく、通勤時間や休憩時間にスマホで簡単に納付が可能です。

    手続きがスムーズで待ち時間ゼロ
     銀行や自治体の窓口に行くと、順番待ちが発生することがありますが、キャッシュレス納付なら自宅やオフィスで数分で完了します。

    支払いの管理がしやすい
     クレジットカードやインターネットバンキングを利用すれば、利用履歴がデジタルで残るため、支払った金額や日付を簡単に確認できます。口座振替なら、自動で納付が行われるため、納付忘れの心配がありません。

    ポイントやキャッシュバックが受け取れる
     クレジットカードを利用すると、利用金額に応じてポイントが貯まり、従業員の福利厚生に活用することができます。また、一部の決済アプリでは、税金支払いでもキャッシュバックの特典がある場合があります。

    手持ちの現金が不要
     現金を引き出す手間がなく、ATMの手数料を節約できます。特に大きな金額を支払う際、現金を持ち歩くリスクもなく、安全です。

    窓口へ行く手間がなくなり、忙しい方にとって非常に便利な納付方法です。

    キャッシュレス納付の主な方法

    1. クレジットカード納付

    国税庁や多くの自治体のオンライン窓口でクレジットカード決済が可能です。

    納付方法

    • e-Tax(eL-tax)または国税クレジットカードお支払サイト(地方税お支払サイト)にアクセス
      e-Tax(eL-tax)を利用する場合は、顧問税理士に相談するとスムーズに手続きできます
    • 納付情報(税の種類、納付金額等)を入力
    • クレジットカード情報を入力して手続き完了

    メリット

    • 24時間いつでも支払い可能
    • クレジットカードのポイントが貯まる
    • カード決済により支払いを先送り可能(カード会社の決済条件により、その期間は変動します)
    • 分割払い(3回、5回、6回、10回、12回)又はリボ払いを選択することができる

    注意点

    • 一定の決済手数料がかかる
    • 納付可能額は1,000万円未満(決済手数料含む)
    • カードの利用可能枠の範囲内での納付が必要
    • 納付手続き後の取り消しは不可(還付手続きをする必要がある)

    2. インターネットバンキング(ペイジー)

    ペイジー対応の銀行口座及びペイジーマークの付いたATMがあれば、オンラインで税金を納付できます。 

    ATMでの納付

    • ペイジーマークの付いたATMで「税金・料金払込み」メニューを選択
    • 「収納機関番号」「納付番号」「確認番号」「納付区分」を入力
      ※送付される納付書に記載されていない場合、税理士に依頼して番号を取得することも可能(税目による)
    • 現金またはキャッシュカードで支払い

    インターネットバンキングでの納付

    • 金融機関のインターネットバンキングにログイン
    • 「料金払込」などのメニューを選択
    • 「収納機関番号」「納付番号」「確認番号」「納付区分」を入力
      ※送付される納付書に記載されていない場合、税理士に依頼して番号を取得することも可能(税目による)
    • 必要な納付情報を入力して支払い

    メリット

    • 銀行窓口に行く必要なし
    • 24時間支払いOK

    注意点

    • 事前に「収納機関番号」「納付番号」「確認番号」「納付区分」情報が必要。(顧問税理士に相談してみてください。)
    • ATMの場合、銀行へ行く必要がある
    • ペイジー対応銀行の口座を持っている必要あり

    3. スマホ決済アプリ(Amazon Pay・PayPayなど)

    スマートフォンの決済アプリから税金支払いが可能になっています。

    国税の納付

    • e-Taxで申告した場合は、メッセージボックスの受信通知から専用サイトにアクセスすることで納付情報の入力が不要
      e-Taxを利用する場合は、顧問税理士に相談するとスムーズに手続きできます
    • 国税スマートフォン決済専用サイトにアクセスして納付情報を手動入力することで納付可能

    地方税の納付

    • 納付書にeL番号が印字されている場合は、地方税お支払サイトでの納付が可能
    • バーコードが印字されている場合は、バーコード対応アプリ(モバイルレジ、PayPay、d払い、au PAY等)で納付可能

    メリット

    • アプリ操作で簡単に支払える
    • 決済手数料は不要
    • クレジットカードと連携してポイントが貯まる

    注意点

    • 納付可能額は30万円以下
    • アプリによって決済上限あり
    • 対応している自治体や税目を事前に確認

    4. ダイレクト納付

    ダイレクト納付は、e-Taxを利用して電子申告後に、届出した預貯金口座から直接国税を納付できる電子納税の方法です。

    事前準備(国税)

    • 税務署にダイレクト納付利用届出書を書面で提出
    • 届出から約1か月後に利用可能

    事前準備(地方税)

    • 地方税共同機構ダイレクト納付口座振替依頼書を金融機関に提出
    • 金融機関での審査完了後(約1ヶ月後)に利用可能

    納付手順

    • e-Taxで申告書等を作成・送信
    • メッセージボックスで受信通知を確認
    • 即時納付または納付日を指定して納付
      顧問税理士と連携するとスムーズに納付ができます。
    • メッセージボックスで引落し完了を確認

    メリット

    • インターネットバンキング契約不要
    • 電子証明書やICカードリーダー不要
    • 金融機関や税務署への来店不要
    • 即時または納付日指定が可能
    • 決済手数料は不要

      注意点

      • 事前手続きが必要
      • 口座残高不足に注意が必要

      まとめ:キャッシュレス納付で賢く効率的に!

      キャッシュレス納付を活用すれば、時間の節約やポイント活用でお得に税金を支払えます。

      「忙しくて税金の支払いが面倒…」と感じている方こそ、キャッシュレス決済を取り入れてみましょう!

      自分に合った支払い方法を選び、スムーズで便利な納付ライフを実現してください。

       

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